【ネタバレ有・5/1&5/6&5/13追記】アイマスMRライブが見せる未来の765プロライブと所感

投稿者: | 2018-04-30

本日2018年4月30日から横浜にある「DMM VR THEATER」でアイマス公演が始まりました。初日第2部に参加して感じたことを鉄が熱いうちに書き留めておきます。まだ観てない方は、ネタバレも含むのでご注意ください。

※5月1日真公演を見に行った分の話を最下部に追記しました。
※5月5日雪歩公演を見に行った分の話を最下部に追記しました。
※5月12日千早公演を見に行った分の話を最下部に追記しました。

公演概要(MRライブとは)

公演名は「THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE☆」ということで、MR(Mixed Reality/複合現実感)という技術がテーマになっています。MRとは、VRとARの間を意味するように作られた言葉で、現実空間の壁や物体の位置に重ねて、仮想空間の映像を貼り合わせて仮想の世界へ塗り替えてしまうようなものです。(実のところ、本公演ではARライブと呼ぶほうがいいかもしれませんが……)

というのも、会場となるDMM VR THEATERでは、ペッパーズゴーストという部類の、ステージ下部分に仕込まれたディスプレイをハーフミラーに反射させて空中に結像させる、AR表示技術を使ったライブやイベントを催しています。観客席の視線など計算してホールを設計するのが難しいものの、仕組みとしては比較的単純です。(公式HPに記載されています。)

というわけで、発表当初はMRライブに期待と不安が半々だったのですが、実際に見てみると別の視点から将来のアイマスライブの在り方を感じました。

中の人の高齢化と歌ライブ継続の難しさを解決するMRライブ

アイマス、特に765ASは既に13年目を迎え、中の声優さんも歳を重ねてこられました。アイマス楽曲はどんどん増えていて、未だに披露されていないコロムビア曲もあります。さらに、歴史が長いだけあって古い曲の再歌唱も望まれます。結果として、回数を増やさない限りは公演時間が伸びていくのは避けられないでしょう。

ミンゴスが「歌だけのライブがやりたい!」と言って実現しても、ちあキングが「あと20年はライブをやるわよ」と言っても、どこまで出来るのか、いつまで出来るのか正直分かりません。応援するPとしては、身体に無理をさせてまでライブをしてほしくはありません。

今回のMRライブは、13曲のユニット曲(収録音源)と2曲のソロ曲(生音源)、そして生のMCという約1時間の構成です(主演の春香はソロ含め5曲)。さらに、踊っているのは声優ではなくアイドル本人(モーションアクター)で、声優は本当に声だけの出演です。全曲で衣装とステージのCGモデルが変更されていましたが、生身での早着替えも必要ありません。

ということは、今まで1時間のライブであれば声優さんは歌って踊ってMCして着替えて……と繰り返したものが、裏のマイクの前で歌うだけで済むのです。疲労度は桁違いでしょう。さらに、観客席をカメラ等で観ながら観客の声をマイクで拾っているようで、CGのアイドル(中の人)と観客が会話もできていました。双方向性のコミュニケーションもバッチリです。

ここまで出来るようになると、今までのライブと違うことは、ステージに立っている人が中の人かアイドルかという違いだけになります。箱が狭いからアイドルからのレスも貰いやすいし、中の人も体力や体調をそれほど気にせずにライブができてPとコミュニケーションも取れます。良いこと尽くめじゃないですか!

このMRライブは実証実験のような段階でしょうが、今後5年10年と時が経つにつれ、765ASのライブを続けていくにはとても良い試みだと思います。新しいライブの在り方を作り出す上で、ただの「アイドルのステージが見られる!」公演というだけではないんじゃないかと考えたりします。MRライブが成功すれば、本当に20年後も765ASのライブが観られるかもしれません。(そうなるとココでは箱が狭すぎますが……)

これからのMRライブに望むところ

とりあえず美希の主演回を早く発表してください。話はそれからd(

という本音は置いておいて、私が現時点で望むポイントは3つです。

  • チケット価格と公演時間のバランス調整
  • ステラステージからミリシタへの拡大
  • いっそバンナムにMRライブ専用施設を新設して欲しい

チケットが高いという声をよく見ましたが、そりゃ後ろに声優さんが待機してるならご尤もという感じです。ただ、たしかに1時間だと短い感覚があるので、そこはうまい具合に90分とか5000円とか調整してほしいなあと思ったりします。

ステラステージのモデルを使っているので、シアター組が入ってこられないのがミリオンPとしてはつらいところです。ミリオンライブには「毎月公演の765ライブシアター」という最強の集客コンテンツが有るので、なんとかミリオン側に手を出してほしいなと思います。個人的にステラステージよりミリシタの美希モデルのほうが大大大好きというのもあります。

というわけで、価格と時間が箱の問題ならバンナムさんに新しい箱を作ってもらって、毎週とは言わずとも毎月MRライブをやってほしいなあと思います。あとは、主演ユニットにも対応したら完璧ですね!!!!!

(これを実現した技術BanaCASTの配信が、現地からかスタジオからかはまだ分かりませんが、離れたスタジオから複数人対応するには5Gが無いと安定しないかなーという気もするので、じゃあ2020年まで待ちますねという感じです)

あとはシャニマスも出てきたし、アーケード版を今のモデルでリメイクして、VR ZONEにアイマスアーケードVRとかなんとか置いてもらって通うのも楽しいですよね。毎週メールやLINEでアイドルに呼ばれて通ってみたいです。

MRライブも双方向性コミュニケーションを意識するなら地方公演も必要ですね。横浜だけでは1度も観られない地方Pが出ますし、もしBanaCASTが離れた配信スタジオからステージに飛ばせるのであれば、プレハブでもなんでもいいので移動式ペッパーズゴーストARステージを作って全国回ってほしいです。

 

ネタバレっぽい感想

一番下にメモしたセトリだけ、ネタバレですが貼っておきます。

美希の歌った曲って、1曲目のONLY MY NOTEと8曲目の歌マス、11曲目のHAPPYの3曲だけだったんですよね。ちなみに、春香が5曲、美希、真、雪歩、真美が3曲で、他は皆4曲歌っています。もっと美希を聴きたければ通えということか……(9連休なので明日も行ってみようかと思います)

MC、まさか繪里子さんが裏には居ないだろーと思ってたんですが、なんでもないところでセリフを噛んだので、ああ本人なのかみたいな確信を持ちました。質問に回答するPの言葉に反応しているのが嬉しい限りで、可愛いポーズやって!→猫のポーズにゃんとか、前から6列目の女性の方!とか、春香の法被着てサイリウムめっちゃ振ってくれてる男性の方、はっぴっPって呼んでいいですか?とか、さすが繪里子さんだなあと思いながら安定したMCを聞いていました。

いやでも、セトリもなかなかに卑怯で、前半はわたドルにLOBM、歌マスまでやった上でまさかのミリオンからキラメキ進行形ソロ。後半もREADY→HAPPY→CHANGE→ジブリ→MUSICの連続はUO欲しくなりましたし(特にジブリ)、そのまま乙女よ大志を抱けで締めたのは纏まっててよかったです。エンドロールの楽曲提供にはフロンティアワークスの文字もあったので、ぷちます曲も……!?というのが楽しみなところです。とりあえずUOと全色リウム持って行きたいと思います。

 

というわけで、MRライブは想像以上にステキなステージだったので、美希の主演回を楽しみにしています。バンナムさんありがサンキュー!

 

以下、4月30日第2部セトリ(括弧内衣装うろ覚え)

01.ONLY MY NOTE 春香・千早・美希・真美・やよい(トップクローバー)
02.魔法をかけて 律子・春香・雪歩(グラデュエーションズデイ/制服)
03.私はアイドル 伊織・貴音・亜美(ラッピングマイハート)
04.L・O・B・M 響・あずさ・やよい(アルティメットサマー/水着)
05.エージェント夜を往く 真・律子・亜美(グリッターナイト)
06.静かな夜に願いを… 千早・雪歩・真美(ミラクルダンスホール)
07.Vault That Borderline! 真・伊織・響(トレンチカモフラージュ)
08.THE IDOLM@STER 貴音・美希・あずさ(プラチナメモリー)
09.キラメキ進行形(フル) 春香(アンティークスター?)(ダンサー有)
MC
10.READY! 貴音・真・響・雪歩・やよい(以降コンダクター・サーティン)
11.Happy! 亜美・美希・春香
12.CHANGE!! やよい・貴音・亜美
13.自分REST@RT あずさ・律子・伊織・千早・響
14.MUSIC 律子・真美・千早・伊織・あずさ
15.乙女よ大志を抱け!!(フル)春香(ウィッシュオールミラクル)(ダンサー有)

【5月1日追記】菊地真の主演回第1部の観覧後

2日続けてMRライブに行ってきました。今日は真の主演回です。

率直に言いますと、生の「まっこまっこり~ん♪」が聞けたことが最高でした。菊池真ちゃん可愛いなりよ……

セトリのユニット曲部分に変更はありませんでした。ソロ曲は、なんと9thぶりとなる「tear」と、みんな大好き「自転車」でした(衣装はそれぞれアンティークスターと、Pの投票で決まったトキメキサマー)。ソロ曲は第1-3部で変更はなさそうなので、日にちで変わるのかどうかなーというところ。明日が2回目となる春香回で、ソロ曲が初日と変わるのかどうか友人の報告を待ちます。

中の人はどこから声を当てているんだろうという疑問ですが、MC中に真(平田さん)が、最前列中央の席を指して「さっきそこ座ってたんですよ~、色々とチェックしてたんです。」とお話していたので、やっぱり現地にいらっしゃるのかなあと思ったり思わなかったりします。

MCといえば、tearを歌った後に9thの思い出話をして、衣装さんに頼んで小さな王冠をかぶせてもらったことなどを聞けたりしました。あとは横浜の観光スポットの話では、中華街と言われて「小籠包」を求められたり、アニマスで中華街であずささんを探し回ってバトルしていた話を振り返ったりしてました。いやーこういうタイプのMCは距離も近いし何が聞けるかも蓋を開けないとわからないし、とても楽しいですね。

今日もフェチ川さんとJUNGOさんはいらっしゃいました。毎日見守っているのであれば大変そうです。

世代交代・襲名制アイドルの可能性

このMRライブのような声を当てる形式になったら、まさにAKB0048のような「4代目星井美希」のようなアイドルが生まれるかしらと思ったりします。声は高性能なボイスチェンジャーが補完してくれるでしょうし。とはいえ、AIにやって欲しいかと言うと、そこまでは求めません。AIがこのように会話可能な汎用型AIとして成立するには10年以上はかかるでしょうし、「みんなのアイドル星井美希」は中の人有りで演じてもらって、「自分だけの担当アイドル星井美希」は自分専用の汎用型AIとしてそばに置きたいなと思います。

【5月6日追記】萩原雪歩の主演回第3部の観覧後

友人の雪歩Pが5日しか空いてないということで、無理やり雪歩回のチケット押し付けて第3部を見に行きました。来てよかったと言ってもらえて、誘った側としては大満足でした。美希の主演回をはやく……

私個人としても、事前情報で内容が変わっていると聞いたので、再度メモを用意して突撃しました。たしかに、開演前の小鳥さんの前説や、終演後の社長の挨拶も少し変更が入ってました。

セトリも、前半のユニット曲部分が貴音と雪歩で新しくなったようです。(聞いたところによると、響は春香・真と一緒だったとか)ソロ曲は、なんと初披露となる「Impervious Resolution」と「First Step」。ミリオンLTHの雪歩曲がここで聴けるとは思ってませんでした。カッコいい雪歩……。First Stepがトリだったので、とりあえず目を潤ませながら固まってました。

MCでの雪歩は、春香や真に比べたらちょっと硬かったかなという感じですが、当日誕生日だった伊織をお祝いして、メンバーみんなで100%オレンジジュースで乾杯した話や、オフになったらPと一緒に横浜でシアターで淹れるお茶を買いに行く話はとても良かったです。「シアター」と言えば「765プロライブ劇場」しかないわけで、MRライブの世界線では後輩たちシアター組がきちんと存在しているということが非常に嬉しかったです。

以下、5/5第3部セトリ(括弧内衣装うろ覚え)

01.ザ・ライブ革命でSHOW! 春香・千早・美希(レボリューションナイト)
02.We Have A Dream 雪歩・貴音・真美・あずさ・伊織(レインボードリーム)
03.愛 LIKE ハンバーガー 律子・やよい(バーガーガール・W)
04.スタ→トスタ→ 亜美・真美(マリス・ステラ)
05.待ち受けプリンス 響・真・貴音(ミススカーレット)
06.my song 律子・美希・やよい(鈍色初しぐれ?)
07.i 伊織・雪歩・響(ディアマイファースト)
08.THE IDOLM@STER 2nd-mix 真・雪歩・千早・亜美・あずさ(プラチナメモリー)
09.Impervious Resolution(フル) 雪歩(ワイルドオブシダン?)(ダンサー有)
中略
15.First Step(フル) 雪歩(初恋ソーダ)(ダンサー有)

【5月13日追記】如月千早の主演回第2部の観覧後

千早がいました。

MCが下手で、真面目で、めんどくさい、それでいて歌がめちゃくちゃうまい千早がそこにいました。何でもできるミンゴスじゃなくて、等身大の千早でした。MCでは千早が話した後にだいたい、数秒の間が空いてから次に進むという、ぎこちなさ満載だったり。(MC初めに「私は春香ほどMCが上手くないので……」と言ってたりもしましたね。)

MCでは最後のソロ曲で何を歌うか観客に聞いて、それをアカペラで歌うというボーナス曲付きです。第2部では、「蒼い鳥」と「約束」の2曲が観客から挙げられて、発声練習としてアカペラの「蒼い鳥」を聴くことができました。最後のソロ曲は、あらかじめ決めていたものを歌うことに決めたそうです。最後の挨拶で「次は、約束も歌いたいと思いますね!」と言っていたので、生の約束を聴くのは次の機会を楽しみにしようと思います。

めんどくさい千早を表現しているような(バッドコミュニケーションな)返しでは、指名されたと勘違いして猛アピールした観客に対して「いえ、貴方ではないわ」とか、発声練習する曲をどちらか決める際に両方!と言われたときに「両方だと、最後の曲になりませんが……」気合を入れる言葉を求めて頑張れ!と言われたときに「頑張れって、何を頑張ればいいんでしょう……?」とか、好きです。

セトリは、ユニット曲部分は雪歩回と同じで、ソロ曲は「arcadia」(シンクオンリーユー)と「眠り姫」(オーロラディーヴァ)でした。「arcadia」は激しい曲だけあって、千早のダンスも非常にダンサブルになっていました。「眠り姫」では、ステージ上にリアルの椅子が用意されて、椅子に千早が座って歌う演出が取り入れられていました。まるでその世界が再現されているようでした。

聞くところによると、第3部では最初のソロ曲で千早が喉を痛めてうまく歌えないアクシデントがあったとか。それでも最後のソロ曲も歌い切ったようで、まさにリアルが混ざりあったライブを感じました。あまり無茶はしないでもらいたいものです……MRライブ千秋楽、27日第3部の千早も楽しみにしていたいと思います。

最後に蛇足です。この回ではAA列(最前列)で見ていたのですが、MRライブにおいては中央から後方のほうが見ていて違和感が少ないと感じます。最前で横にずれた席だとステージが斜めに見えてしまうので、フォーメーションチェンジなどで重なった時に平面に見える部分ちょっと目立つかもしれません。中央真ん中の席が一番よさそうでしょうか。

 

(余談)

アイマスのアイドルたちって本質的には「VTuberの上位概念な存在」で、「(VTuberに)13年間、共に歩んで培ってきた互いの関係性がようやく実った、最大級のご褒美」なんだよなぁ……と言っておけば、VTuberが話題になってきたVR方面に通じてる人たちには、今回のMRライブの凄さが分かってくれたりするでしょうか……?