[UECAC2017]K科の研究室生活と就活について

投稿者: | 2017-12-09

この記事はUEC Advent Carender 2017 9日目の記事です。
昨日の記事はaltair3714さんの「UECの99歳の誕生日、そして100週年へ」でした。

そういえば昨日が創立記念日でしたね、すっかり忘れていました。来年こそは休日になるんでしょうか、100周年ですし。でも2018年12月8日は土曜日なので昼間の学生は元から休みですね。影響あるのはK課程の夜間生だけのようです。そしてidリンク張っていただきましたがhatenablog使って無くてゴメンナサイ。


こんにちは。はじめましての方ははじめまして。アムザといいます。技術系合同新歓やDentoo.LTでたまにLTしてたり、どこかのテの字な技術系創作系サークルで昔に会長やってたりして、今はB4で研究室に配属されながら最後の大学生活を楽しんでいるK科の学生です。その他自己紹介はProfileをご覧ください。

全体的にちょっと長くなってしまいましたが、折角なので昼間の卒研&就職を考えてる人向けの研究室の選び方過ごし方アドバイスを最後に追記しておきました。夜間生でも同じようなことは言えると思いますので、うまく1年間過ごしてみてください。


・K科とは何か

さて、昨年に引き続きアドベントカレンダー2度めですが、昨年に「K課程のラボ生活について」という記事がありました。じゃあ今年もK課程のラボ生活を載っけとこうかなと思ったわけです。

K科もしくはK課程、正式名称では電気通信大学情報理工学部先端工学基礎課程は国立大では珍しい夜間主コースとなっています。K科は基本的に社会人が受けることを想定して授業は平日の18-21時と土曜の9-18時が授業時間であり、卒業研究が必修ではなく、輪講(所謂ゼミや輪読)を履修すれば卒業することができます。このあたりのK科の事情はここ数年の改組によって色々変わってきたので、昨年の「今年からのK課程について」あたりも見てみてください。

ではK科は皆卒研をしていないのかというと、そうでもありません。例年7割程度の学生は卒研をやっていると思います。というのも、輪講だけでは研究室に配属されないので、大学院へ進みたい場合は卒研をやるべきだからです。大学側も院進希望の場合は卒研をやれといっています。だいたい学年の半数程度は院進しているんじゃないでしょうか。(就職データを見たわけではないので体感です。)

とはいえ、学部で就職する人が卒研しないかというと、そうでもありません。そこには特に傾向はなく、卒研しなくても卒業できるが卒研したい人は卒研してる、といった感じでしょうか。私も今年卒業で就職しますが卒研しています。

ただし、学部で就職しようと思ってるK科生に卒研を勧めるかといえば、私は勧めません。なぜならば、K科生が研究室で生活することは明らかにしんどいと思うからです。

・研究室生活について

私の所属する研究室は、とても良いところです。先生も設備も研究も学生も充実していて、アイデアと実装力も雰囲気も、環境のすべてが秀でていると思います。なので、卒研取ると決めていてる人に対して”私の研究室への配属”はオススメしますが、そもそも卒研やるか迷ってる人に卒研を勧めることはしません。(今年は弊研究室はK科受入対象研究室じゃないようです、残念)

K科は仕事を持った方or週25時間以上働いている方が対象となっていました。私も平日フルタイムで技術系職員な仕事をしていたため、似たような感じです。研究室といえば、朝から晩まで研究室で進捗を生み出しているイメージではないでしょうか。すると仕事のあるK科生はどうでしょう。ほとんど研究室に来られませんね。これは非常にまずいことです。

研究室生活のキモは、研究室で進捗を生み出すことではないと思えます。最も重要なのは研究室における人脈を作ることだと考えます。研究室にいる時間が長ければ、それだけ同期や先輩、先生と会話ができます。コミュニケーションがとれます。進捗に悩んでいたら気軽に相談もできます。そこが疎遠になってしまうと、進捗が詰まる→悩む→周りに相談できない→1人で悩む→解決できない→進捗が詰まる→……と、ひどい無限ループが生まれます。この状態に陥ると、簡単に研究が嫌になります。進捗がないことを周りに責められるんじゃないかと考えて、余計に研究室に行きたくなくなります。そして病みます。怖い闇ですね。

これを防ぐためには、2つの方法があります。1つはなるべく時間を作って研究室に行くか直接会わずともメールやSNSで先生先輩同期とこまめに連絡を取ること。もう1つは、進捗に詰まっても自己解決できるチカラをつけることです。もちろん、後者は簡単にはいかないでしょう。それならば、前者のように人とのつながりを大切にすることが一番です。

私の場合は、全体のゼミがある日と研究チームのミーティングがある日以外はほとんど研究室に顔を出せていません。ですから、研究室と疎遠になることの恐ろしさを非常に感じています。自分自身でも新しい留学生に幽霊ラボメンバーと自虐的な自己紹介をするほどです。しかし、頑張って時間調整しても限度があり、今の仕事はどうにもならないので、私は進捗を生み続けることにしました。もとより得意な分野だったのもあり、毎週の進捗報告を乗り切れるぐらいはうまいようにやっています。これは、うまいようにやれたからこそ今の生活ができているということです。研究に極道入稿はないので、最高に危ない綱渡りを1年間続けてることになります。正直しんどいです。研究内容が好きな分野で進捗を生むのが楽しいのが救いです。

とまあうまくやっていると、学会発表みたいな機会も訪れます。私も9月に一度似たようなことをやり、12月、昨日今日で研究発表してきました。この記事は出張先の神戸から帰る新幹線の中で仕上げています。こういう学会では懇親会があるはずなので、そこで色々と知見や裏話を仕入れておくと、将来の自分のためになると思うのでどんどん声かけに行きましょう。自分から声掛ける勇気がなければ、どこか会話してるグループの話を少し周りで聞きながら、話が途切れたところで軽い質問から参加してみたりすると、すんなり会話に混ざれたりします。あとは単純に地方の学会に行くということは、大学のお金で観光できるということです。つよい。

 

K科の研究室生活は、時間が足りない中で如何に効率よく研究を進められるかだと思います。使えるもの全て利用して、うまく立ち回って、最低限の努力で及第点の結果を手に入れる、そのために何をしなければいけないか考えて過ごしましょう。あわよくばと最高の結果を追い求めてはいけません。60点が合格ラインなら、67点を狙いに行きましょう。だいたい予想通りにはいかないので狙いの1割減ぐらいの結果が得られると思います。それでも60.3点とれます。お見事合格です。

・就活について

K科の就活について、と題しましたが、ここは特に昼も夜も関係ないと思います。学部卒での就職であれば研究室ブランドはあまりないでしょうし、就活してる1〜3〜7月頃は目立った研究成果もないでしょうし。

就活は、とにかく熱意とやる気と会話力と言われますが、ホントにそのとおりだと思います。入りたい企業があれば、入りたいという熱意とやりたいことに対する熱意とやる気、そしてそのような自分自身を誤解なく伝えられる会話力が必要です。私はそれで第1志望にストレートで突っ込んで乗り切りました。

ただ、少し優位なところがあったといえば、それはK科のインターンシップコースが必修としていたため期間2週間以上のインターンシップに参加したことです。私が第1志望に選んだ企業は、たまたまB3夏のインターンシップで自分で見つけて自分で応募して選考を通過できた企業です。インターン先を探していたときはまだ就職か院進か悩んでいたこともあり、全くもってその企業に入ろうなんて考えていませんでしたが、インターンが終わったときには8割がたそこに入りたいと思っていました。インターンと新卒の第1時選考が同じグループディスカッションだったため、就活のときは第1時選考は免除で面接から受けることもできました。しかも、人事の人とも現場の人とも多く交流できていたため、1次、2次、最終面接と、必ず1人は知ってる顔が面接官の中にいて、安心できたりもしました。昼でも夜でも、既にやりたいことが決まってるなら、積極的にインターンに行くことをおすすめします。大学推薦のところはだいたいお金もらえないので、自分で探してインターンに行きましょう。

 

昔からK科の学生は、何か強く打ち込んでいるものがあり、どこか特出した知識や技術や熱意を持った人が多いように思います。いわゆる濃い人たちです。最近の新入生がどうなってるかわかりませんが、自分の目の届く範囲(所属サークル関連)でいえば、同期以上は必ずそういう人たちだらけでした。そういう人たちは個性も強く就活では強いんだろうなあと思っています。ただ、やりたいことばかりやりすぎて単位は落としてる人もいます。逆にそういう人のほうが多いような……

とりあえず単位についても最低限の努力で可をかっさらうようにしていれば、ほぼ困ることはありません。研究室配属でも昼間ほどGPAの殴り合いはなく、希望が被ったら内々の話し合いで解決してるようです。単位が取れてれば満足だなんて、K科は羨ましい限りですね!でも単位落ちやすいから気をつけてね!夜と土曜の授業なんて、気が抜けると大学来ないで帰りたくなるからね!!!

・研究室の選び方や過ごし方について(昼夜共通)

そういえばと思って追記します。後輩が研究室配属の時期になってちょくちょく研究室の選び方の質問を受けるようになりました。ここに書くことは特に、卒研だけで学部就職する人で、研究そんなにやりたくないよって人向けです。

まず、就職してどんな仕事がしたいか決まってますか?

→Yes。じゃあその仕事に役立つ研究をしてそうな研究室はありますか?

→Yes。じゃあそこに行きましょう。

これで済むなら相談なんていりませんね。

就職してどんな仕事がしたいか決まってますか?

→No。じゃあ好きな分野、得意な分野はありますか?

→Yes。じゃあその分野の研究室はありますか?

→Yes。じゃあそこに行きましょう。

これもまた無難です。好きな分野や得意な分野なら、そんなに必死にならなくても卒研程度ならクリアできるだろうからです。

問題は、どんな仕事がしたいか→No。好きな分野得意な分野→No。or不明瞭。もしくは、当てはまる研究や分野の研究室がない場合です。

こんなときは、とりあえずブラックではない研究室を選びましょう。先輩も先生もしんどそうな研究室以外ならどこでも構いません。とにかく内情のリサーチが先決です。そういう研究室で無理をすると、精神的にやられます。卒業できないどころか、鬱になるなど精神が壊れます。とりあえず、ホワイトか中間のグレーな研究室ならどこでも良いと思います。

自分がやりたいわけでもないけどやらなければいけない、という事象は、今後社会に出たらいくらでもあると思います。その予行演習とは言いませんが、そんな感じで理不尽な状況に自分が追いやられた場合、周囲の何を誰をどう使ってどう振る舞ってどうやりすごせばいいか、それでいて要求される及第点はクリアする必要がある、これを初見で突破するのは骨が折れると思います。そのためにも、嫌々でも研究室に通いながら、スケジュールはこう余裕を見積もって立てておけばいい、キツイときはこうすれば回避できる、こうやったら誰かに押し付けることが出来る、そんな感じの処世術を身につけられる場として研究室を利用してやりましょう。大変かもしれませんが、1年間だけ、たった1年間だけ耐えましょう。こうなったのも、それまでにやりたいことを明確にしなかった自分自身にも責任があるかもしれないのですから。

・さいごに

今年度で卒業だと思うと寂しいなあと思いますが、それ以上に、今よりお金を稼げる!!!というのが一番の原動力です。就職なんて気楽に考えて、自分がやれる範囲でお金を稼げれば良いんです。でもこのときばかりは、最低限の努力で最高のお賃金を狙いに行きましょう。そのために、研究室生活は耐えて耐えて耐えるのです。その先に明るくリッチな生活が待っていますよ!

明日は10日目。nerusonuさんが半年Markdownで講義ノートをとって思ったことについて書かれるようです。Markdownいいですよね。以前はブログもMarkdownで書いてましたが、プラグインが面倒になったのでやめました。HTML直に書くときもMarkdownで書いてましたが、今はやめました。Markdown便利だと思うんですが、書いてると頭使うんですよね。私はコード書くのが向いていない人間なので、そのあたりの順応性を高めたいです。

それでは。良いお年を!